2019/02/24 00:33

僕は、濃い時間を過ごすことが大切だと思っています。一生で稼いだ金額の大きさを目指すのではなく、過ごす時間の濃さを問うことに決めています。だからいま僕はこんな仕事を選んでいます。
先日、象徴的な出来事がありました。
ある時に突然地域の人から連絡が来て、「わが地域が利用している、ある補助金制度の世話役を若い君にしてもらいたいんだ。」という内容でした。
僕の回答は「補助金という甘い汁を吸っている人たちでその苦い仕事をされたらどうですか?ただ、担当されてる〇〇さんのことは応援したいので個人的にお手伝いくらいならしますよ。」
というもの。
金が出るということは手も口も出るし、良いに悪いは付いてくる。この価値観を分かっていない大人が多いと思ってます。いい思いした分辛いことが起こるなんて当然でしょ。そしてたぶん自分がタダで金をもらっている罪悪感みたいなものを感じていないんだと思う。良い思いだけして、その尻ぬぐいは次世代に先送りしとけばいいだろう、ってもんだろう。
そんなやりとりに貴重な時間を費やしたくない。
似たことがもう一つ。

地域のボランティア的行事の会議の多さと長さ。
地域行事は伝統の継承や人のつながりなど大切な側面もあるから大いに賛成。だがしかし!会社勤めで土曜も仕事が多い地方において、賃金も都市に比べて割安。貴重な家族との時間を過ごしたい平日の夜や週末に、月5回の会議を一回2時間で催すそのあまりに非効率さとそれを繰り返す思考。。あまりに人の時間を無駄に考えているか何とも思っていないか。。
都市で効率的に金を稼いで理路整然と暮らす人と同じようにしろとは言わない。けれども、地方の暮らしはとても手間暇がかかるし、やったことないことだらけで失敗しないように緊張の伴うことも多い現実があります。特に農業みたいなお天気商売。

お調子よく誰にも彼にも迎合してたら時間なんて足りない。。また、悪気ないんだろうけどタダで仕事や協力しろと言われることが何と多いことか。。
悪いと分かってて悪事を働く者と、悪気がなく結果的に悪事を働いてしまう者。どちらが本当の悪者か?という問いがあります。
一見、前者が悪意に満ちあふれてると見えますが、確かそのお坊さんは後者の方が悪であると述べてました。前者は自分を理解している分救いようがあるとのこと。。この問答を思い出しました。
世の中、このようなことが本当に多いと思います。原発事故の後処理だって甘い汁を吸って、ゴミは先送り。撒き散らした2万年単位の事実も見ないふり。
とにかく短期間にたくさん稼いだ奴が偉い。そして出てくる不都合は押し付け合いか見ないふり。
ともかく、みんな自分の時間を過ごそうよ。