2016/08/26 18:17

less is more
ミース・ファン・デル・ローエという建築家が唱えた言葉で、彼はバウハウスというドイツの芸術学校の先生をしてた人と記憶します。バウハウスは、華飾を廃し、本質を追求したムダのない美しさを学ぶ教育精神と運動だと理解しています。(一度検索して見られると面白いと思います。)
僕が学んだ美術学校でも基本的にはこの精神を教えられたと思っています。
「本当に大切なもの、本当に必要なこと」を追求していくのは、モノと欲望が溢れかえっている現代ではとてもとてもしんどくて、身を削られる思いの連続だと思います。
だって、もっとたくさんの物を消費してして!と広告され続ける毎日ですからね。自分の欲望と戦うのはしんどいです。
でも、シンプルにすることで手に入れられるモノや気持ちも大きいと思っています。
・最小限だけど、これらさえ持っていればずっと暮らしていけるモノを手に入れた安心感。
・どれだけもっともっと!と煽られても、「わたしは持たない!」と言い切れる芯の強さ。
・世の中に振り回されずにすむ解放感。
けっこう幸せですよ。
でも、そこにいつも付きまとうのがお金。
お金がないと生きていけないという刷り込みをテレビなどの画面紙面から聞かされ続けています。
幸いなことに昔の日本人はお金を必要としない暮らし方を知恵として残してくれています。
それが、里山里海の暮らしです。

僕はその暮らし方を参考にしながら、less is more の生き方ができる状態を手に入れたくて活動しています。
スリリングで楽しくて、生きてる実感と充実は凄まじいです。

最近、周りにもそのような暮らしを送りたくて学ぶだけでなく、実行まで進めてる方が多くなってきてます。
本当にすごいと思うし、尊敬です。
その暮らしを手に入れるためのコツがいくつかあると思います。それを伝えたいといつも思っていますが、なかなか難しくて。。
暮らしの知恵としてお伝えしていこうと思っています。